| シア（Zia） | |
| 声：小山茉美/佐久間レイ | |
| 11歳 インカ神官パパカマヨの娘。 父とともにインカの村プーナで暮らしていたが、７歳のときにピサロの襲撃に遭い、イスパニア王女マルガリータのもとへ贈られた。 数年後、スペインの港町バルセロナで主人公「エステバン」と運命的な出会いを果たしたシアは、ふたり手を取り合い、故郷の新大陸へ旅立つことになった。 エステバンと同じ「黄金のペンダント」を胸に下げており、それがのちに、幻の黄金都市「エル・ドラード」の扉を開く重要な鍵となる。 エステバンに想いを寄せている。 |
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| イラスト：キングレコード『太陽の子エステバンBGM集Vol.2』より | |
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人物 賢く、どんな苦境にあっても「インカの血を引く人間である」という誇りを決して忘れない、芯の強さの持ち主。「インカ神官の娘」という生まれのせいか、どことなく高貴な気品の良さを漂わせている。 作中で、『ペンダントは代々一番目の女の子が受け継ぐことになっている』と言っていることから（第12話『ペンダントの秘密』）長女だと考えられるが、他に姉妹がいるのかは定かでない。母親の存在についても同様である。 実際の年齢よりも外見や性格はかなり大人びた印象を受け、仲間の中では一番年下であるものの、エステバンやタオに対してしばしばお姉さん的な態度を見せる。また、大人とも対等に話せるだけの思慮深さもあわせ持つ。登場時に見られる勝気な性格は、エステバンとの愛情でしだいに薄れてゆくことになる。 能力 インカの紐文字「キープ」を読むことができる数少ない人物。そのおかげで黄金都市のありかを探すピサロ以下スペイン人たちに執拗につけ狙われることになる。 放映前の設定では、「予知能力を持ち、動物と心を通わすことができる力を持つ」という、一種の超能力めいた力が与えられていたが、エステバンの「能力」を物語の要として全面に押し出すためか、これはどうやら廃案になったようである。 だが、動物と心を通わすことができるという「能力」は、タオの島から船出するときのイグアナやカモメとのやりとり（第７話『巨大船の秘密』）や、幼い頃に飼っていたコンドルのパトとの触れ合い（第11話『魔境からの使者』）などでその片鱗が示されている。 原作では シア＝トロヤノ。13歳。1526年生まれ。メキシコ先住民ナヤリトの娘。 新スペイン（今のメキシコ）西岸コンポステラの町で暮らしていた。黄金都市を求めてやってきたメンドーサたちの一行に「案内人」兼「通訳」として加わる。 アニメとは異なり、初対面のエステバンに少年と間違えられたほど活発な少女。 小鹿のように野を跳ね、スカートのポケットには、「モンテスマ（アステカ帝国最後の皇帝）」という名のアグアティル（ネズミの一種）をペットに飼っている。 人一倍好奇心が強く、地図技師だったエステバンに特別の関心を示し、新しい地図を完成させるという夢の手助けをする。 冒険のあと、黄金を前に豹変したエステバンに失望し、「青い星」と名付けた子馬の背に跨って、大好きだった少年のもとから去ってゆく。 二年後。黄金を捨てたエステバンの真意を知ったシアは、囚われの少年を救うために再び姿を現すのだった。 |
| イラスト：akane-b（番神茜）さん | |
| コスチューム | |||
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| イラスト：akane-b（番神茜）さん |
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| ワンピース 11歳 本編開始時〜（第1話〜） | 貫頭衣 7歳 幼少時（第33話・第37話） | ||
一部のシーンを除き、シアは全編を通してオレンジ色の「洋服」を着ている。 スカート丈は（当時としては）短く、ウエストが絞ってあることから現代の「ワンピース」に近い服だと考えられるが、無論インカにこのような服はない。 おそらく、スペインに連れ去られたときに王宮から贈られたものか、自分なりにアレンジして作った普段着なのだろう。 見た目も美しく、大きさも彼女にぴったりだが、風になびくようなこの薄い服では、スペインやアマゾンのジャングルはともかく、朝晩の非常に冷え込むアンデス（夏でも0℃近い）では少々「酷」というものだ。 ほかに、飾りの付いた靴下と、サンダル、鉢巻状の頭飾りを身に付けている。 |
７歳のころ、第33話と第37話での回想シーンでのみ登場した緑色の服。 腹部を紐で縛るタイプの単純な貫頭衣で、当時、アンデスで一般的に着用されていたアワスカの服だと思われる。下着としての要素が強く、成人女性はこの上に分厚い腰巻とショールを巻く。 「インカ神官の娘」にしては質素な服だが、「新大陸」と「旧大陸」の異なる衣服を、ちゃんと描き分けていたところがすばらしい。 |
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