| メンドーサ（Mendoza) | |
| 声：佐々木功/内田直哉 | |
| 28歳 世界一周を目指したマゼラン提督ともに「魔のマゼラン海峡」を三度にわたってくぐり抜けてきた歴戦の船乗り。 赤子のエステバンを嵐の海から救い上げた。 一等航海士として「エスペランサ号」に乗船していたが、バルセロナの酒場で偶然出会った少年が、十数年前に自分が助け出した「エステバン」だと知り、彼を幻の黄金都市「エル・ドラード」の眠る新大陸の冒険へ導く。 屈強の海の勇士。 |
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| イラスト：キングレコード『太陽の子エステバンBGM集Vol.2』より | |
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人物 とにかく黄金に目がなく、エステバンたちを利用して、何とか「エルドラード」見つけてやろうと目論んでいる油断のならない人物。 だが、ともに旅を続けるうちにエステバンとの間で友情が芽生え、黄金とは関係なしに彼らを助けるようになる。 手のひらを返したように敵に寝返ることもあるが、それは、どうすれば事態を打開できるかという彼なりの計算によるものが大きい。事実、彼の機転によりエステバンたちは何度か危機を救われることになる。 一見、他人の死にも無関心のような冷徹さを装っているが、実は温情家で人一倍面倒見がよかったりもするクールな好漢。 能力 「船の墓場」と恐れられた「魔のマゼラン海峡」を、三日三晩、一睡もせずに舵を取り、脱出することのできる卓越した航海術と強靭な精神力を持っている。 目印が何もない大海原や密林でも、星の位置や太陽の動きからその場所を特定することができる。 身のこなしは敏捷で、人をさらったり、敵を混乱させたりという姦計は大得意。剣術やピストルの腕前もなかなかのものだが、大砲などの陸戦兵器や、「黄金の大コンドル」といった未知の乗り物の扱いに関しては、タオやエステバンの足元にも及ばない。 生粋の「海の男」だと言えよう。 原作では ブラス・デ・メンドーサ。アラルコン提督率いるガレオン船「サン・ペドロ号」の乗っ取りを試みるも、失敗して新大陸に送り出される。 黄金に目がないのはアニメと同じだが、原作の彼は本当に「金」のことしか頭にない。黄金のためなら平気で原住民を殺し、そのために心底からシアに憎まれてさえいる。その死は実にあっけなく、自らが殺人犬にしたてた「ティグレ」という猟犬に噛み殺されてしまう。「海の男」としての彼は、ここにはいない。 |
| イラスト：akane-b（番神茜）さん |
